必要なのは要件を満たす最小限のアーキテクチャ。

ウェブオペレーションの12章「ウェブにおけるリレーショナルデータベースの戦略と戦術」を読んでいて感じたことが、必要なのは要件を満たす最小限のアーキテクチャであって過剰な性能を実現するアーキテクチャではないということ。

マスタ−スレーブ構成でレプリケーションさせるものやクラスタ構成でアクティブ−アクティブにするもの、シャーディングなどが本の中で紹介されているが、本当にそのアーキテクチャが必要なのかという問題が提起されている。

なんだかよくわからないけど世の中的に流行っているしおもしろそうとかいう理由で手を出すと痛い目に会いますよという親切な警告に思えた。

新しいもの好きの自分には耳の痛いお話。。。

確かに、可用性を確保するために負荷分散装置を第一の解決方法として使うのは間違っているんだと思う。

バックアップ・リカバリによって救える部分はかなり大きいはず。

にもかかわらず、すべてアーキテクチャで拾おうとするといびつなシステムができあがってしまう。

オペレーションで実現すべき事とアーキテクチャで実現すべき事の見極めた上で全体を設計しなければいけないだと思います。


ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)

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