「実践テスト駆動開発」を読み始めた。
「継続的デリバリー」と同じタイミングで購入して積読になっていたものを読み始めました。
(継続的デリバリーのほうもまだ積読だったりする)
第Ⅱ部「テスト駆動開発のプロセス」まで読み終えたところ。
内容的にはテスト駆動開発をする上で抑えておくべきポイントであったり、オブジェクト指向設計とテスト駆動開発の関係が丁寧に説明されています。
「なぜテスト駆動開発がよい設計につながるのか」ということの理由が著者の経験に基づいて解説されているのでおすすめです。
以前にスタブとモックの違いがいまいち理解しきれず悩んだことがあったのですが、この本があればモックの用途と意図を理解しやすいと思います。
ちなみにスタブとモックの違いはこのブログ記事がわかりやすいです。
特におもしろかったのは第4章「テスト駆動のサイクルに火を入れる」のビルド・デプロイ・エンドツーエンドテストの自動化の話。
ユニットテストと受け入れテスト自動化の話は他の書籍でもよく出てきますが、この本では「テスト駆動開発のプロセス」そのものを確立するためにプロジェクト開始時からビルド・デプロイ・エンドツーエンドテストを自動化すべきと主張しています。
開発プロセス全体の視点から自動化のメリットが解説されているのがわかりやすくてよかったです。
ここらへんの話は「継続的デリバリー」により詳しく書いてあると思うので、そちらを読むのも楽しみにしていたいと思います。
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる (Object Oriented SELECTION)
- 作者: Steve Freeman,Nat Pryce,和智右桂,高木正弘
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 大型本
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